川堂養生館の「HOLO足蒸し水」その由来は軟骨湯に有り
少林その中に「軟骨湯」の配合があり、方丈(法師)と長老の間にのみ伝えられ、一般の人にはほとんど知られていませんでした。少林を出た張三豊は武当派を創始しました。武当派には陰陽互変、陰陽双推、陰陽相対の原理を極めた太極の一門があります。太極拳の真髄は「借力打力」(*1)「以柔克剛」(*2)「四両千斤の力」(*3)にあり、体が柔軟でなければ太極拳を修得することはできません。張三豊道士は弟子の身体を柔軟にするために、少林の「軟骨湯」の原理を研究し、その配合を後の世に伝えたのです。少林と武当に伝わる同名の「軟骨湯」の治療原理はほとんど同じで、治療効果は異曲同工です。
「軟骨湯」が沸騰したら、先に足を薬草を通した蒸気で燻し、次にその薬湯の中に足を浸します。すると薬効が足の裏のツボ「湧泉」から頭のてっぺんのツボ「巓頂」に通ります。三日に一回、十回使用すれば、身体全体の筋骨が柔軟になります。
備注
* 1借力打力:相手の力を取り込んで自分の力とあわせて大きな力を生み出す。
* 2以柔克剛:柔を以って剛を制す
* 3四両千斤の力:わずかな力でも統合して放てば千斤をも動かす。